5G徹底解説第3弾〜みのまわりの5G編〜
どうもおはこんにちばんは、くんひろです。
いよいよ新型コロナ、予断を許さない状況になってきました。
不要不急な外出は控え、手洗い、うがいなどの感染防御を忘れずに気をつけてください。
また熱があるときは無理をせず、会社、学校を休む勇気を持ってください。
今回は以前お話ししていた5G最終章、5G世界の実用例を見ていきたいと思います。
過去の記事も読んでいただくと非常にわかりやすいと思いますのでぜひごらんください。
解説に利用させていただいた本は「5Gビジネス見るだけノート」です。
これを2時間読むだけで未来を先取りできちゃいます。ぜひぜひ読んでいただければと思います。
目次
交通・物流の革命
自動運転
自動運転というキーワード、一度は耳にしたことあると思います。
この自動運転、実はレベル0~5までの6段階に分かれていることご存知だったでしょうか。
レベル0 ドライバーが全てを操作する、一般的な乗用車
レベル1 システムが車線逸脱の検知とその補正or スピード調整のどちらかを行う
レベル2 システムが上のどちらも行う
レベル3 特定の場所でシステムが操作、緊急時はドライバー
レベル4 特定の場所でシステムが操作、緊急時もシステム
レベル5 全ての場所でシステムが操作
レベル3から自動運転と呼ばれます。
今まで公道でレベル2までの走行しか認められていませんでしたが、2019年改正道路運送車両法でレベル3までが認められるようになりました。
自動運転が実現する車のことをコネクテッドカーといいます。
コネクテッドカーとは車自体が動く端末となることです。
そうすることで車載のセンサーから感知した情報を5Gが集積、解析することで即座のフィードバック(ブレーキを踏んだり)が可能となります。
コネクテッドカー同士がネットワークで繋がることで後方車両も前車の情報を受け取り、フィードバックできます。
渋滞の緩和や事故の低減につながると考えられています。
隊列走行
運送業界のドライバー不足は社会問題となっています。
この隊列走行はドライバー不足を解消する可能性があります。
隊列走行では複数台のトラックが一列になって走ります。
仕組みとしては先頭車両をドライバーが運転し、先頭車両の位置情報や、ハンドル操作や速度操作の制御情報を後方車両が受信し、自動運転のトラックが車間距離の保持や車線変更を行います。
実際、2019年ソフトバンクが高速道路を3台のトラックで隊列走行する実験に成功しています。時速70キロで14キロの走行に成功しました。
早ければ2020年には高速道路に専用レーンができ、無人走行が可能になるとも言われています。
医療の革命
医療格差の是正
医療の問題の1つとしてあるのが医療格差です。
医師の少ない地域に住んでいて、車に乗れない人たちは、長い時間をかけて病院に行っても長い時間待たされ、検査からやらなければならないということがあります。
そんな問題をオンライン診療が解決すると言われています。
オンライン診療であればそのような人でも自宅で診療が受けられます。
しかしこのオンライン診療はまだ法整備が進んでおらず、現在では初診は必ず対面で診療を受けなければならないという制約があります。
このあたりが今回のコロナ騒動でどのように変わっていくかは注目のポイントです。
また僻地などで働く医療者に取っても医療格差はあります。
先進的な技術を学ぶためにはわざわざ都心に行かなければならなかったが、5Gにより内視鏡や手術の手技などの高精細な画像を見て学ぶことができ、格差がなくなります。
遠隔手術
5Gによる低遅延が遠隔手術も可能にします。
今までも遠隔手術は試みられてきましたが、通信の遅延が問題となってきました。
しかし5Gによって名医の手術が遠くにいても受けられるようになるかもしれません。
また手術だけではなく、高精細な情報を元にリアルタイムで指示を出すことで高度な手術が一般の病院やクリニックでも可能になります。
救急医療の変革
従来は医師と救急車内の救命士とのやりとりは電話や無線による音声のみでした。
しかし5Gによって心電図やバイタル(体温、脈拍、呼吸数、血圧)などリアルタイムで共有でき、医師に適切な指示を仰ぎやすくなります。
ハイパードクターカーというものも誕生します。
ハイパードクターカーでは手術に必要なエコー検査や病院まで間に合わない際の治療行為を行える車です。
医療機関とこのハイパードクターカーが5Gによってリアルタイムで情報を共有することで検査や引き継ぎ時間の短縮ができ、現場の負担が軽減します。これによってより多くの患者の治療時間を生み出すことができます。
農業革命
5Gの実用化によりスマート農業が実現します。
スマート農業とはロボット技術や5G、AIを駆使して効率化や高品質な生産を可能にする農業のことです。
農業生産者不足の解消にもつながると考えられています。
今まで生産者の勘や経験で行っていたものを、AIに作物の色や形を画像収集させることで、収穫のタイミングや病害虫の対処などを効率化することができます。
これにより収穫を最大に、廃棄を最小にすることが可能です。
自律走行できる農業用ロボットによって作業を自動化したり、ドローンによって監視、害獣の撃退などを行うことができます。
また食品がどのような経路をたどったかを表示するトレーサビリティの技術を用いて、市場の調査、作りすぎを防止できます。
本日のまとめ
・自動運転はレベル3間近。隊列走行は早ければ2020年から実現するかも
・医療は遠隔医療が可能に、ハイパードクターカーによって救命にも変革
・スマート農業によって効率化、生産人口不足の解消
感想
いかがだったでしょうか。僕はこの本を読んでいてワクワクが止まりませんでした。
様々な技術が夢物語ではなくもう実証実験に入っています。
5G世界の幕開けはもうすぐそこまできています。
皆さんもこのビックウェーブに乗り遅れることがないよう5Gを勉強してみてはいかがでしょうか
ではでは