仏教は最強のビジネス書!?
どうもおはこんにちばんは、くんひろです。
今日は一風変わった本をご紹介したいと思います。
ビジネスに活かす 教養としての仏教
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です。なぜ急に仏教なんだ?こいつ頭おかしくなったのかと思う方もいらっしゃると思います。
しかし最近何冊かビジネス書を読んできたのですが、
「仕事の意味とは何か」
「世の中は常に変わらないものはない」
「自分にとっての幸せは何か」
ということがたくさん書かれていました。
でも気付いたんです。
これって仏教じゃね?
仕事の意味、自分にとっての幸せを考えることは仏教の瞑想とやっていることは変わりません。
また「世の中は常に変わっていく」という考えは堀江さんや落合さんも述べている主張です。
これってまさに仏教の「諸行無常」ではないでしょうか。
諸行無常とはこの世は移ろいゆくものであり、一つとして不変のものはないということです。
僕は仏教って最強のビジネス書なんじゃないかと考えました。
仕事でうまく行ってない
人間関係に悩んでる
幸せって何かわからない
今つらい人
こういう人たちに是非読んでいただきたいです。
正直この本を読んで僕の中で革命が起きました。
是非あなたにもこれを味わっていただきたいです。
目次
仏教とは
仏教聞いたことないという人はいないと思います。
今から約2500年前にインドのブッタ(お釈迦様)を開祖とした宗教です。
人口は約5億人います。
基本的な教えは
輪廻転生から「解脱」(抜け出すこと)することでさまざまな迷いや苦しみの世界から逃れることができる
輪廻転生とは人が何度も生死を繰り返して生まれ変わることです。
生まれ変われるなら良いじゃないかと思う方もいると思いますが、仏教の1つの考え方として「生苦」というものがあります。
これは生きることが苦しいのではなく、生まれてくることが苦しいこと、という意味です。
生まれてくることで、この世の様々なしがらみに囚われなければならない。
この世の苦はすべて生まれてくることに起因するのです。
仏教の目的とはその「輪廻」から「解脱」するために修行をして、浄土(苦しみがない世界)に行くことです。
少欲知足
素晴らしい教えが多すぎて書ききれないので1つだけ紹介したいと思います。
少欲知足とは
多くの物やお金を欲しがらず、現状に満足しようと自覚すること
少欲: 多欲の人は多くの利を求める反面、苦悩も多い。少欲の人は求めることがなく、欲も少ないので、結果として憂いが少ない。
知足: 足る(満足である状態)ことを知る人は貧しいかもしれないが心は豊かになる。しかし、足ることを知らない人は常に五欲に囚われてしまい、苦しむ。
五欲とは
五欲とは人間の根源的な欲求で
財欲、色欲、飲食欲、名欲、睡眠欲
があります。
財欲
お金が欲しい、家が欲しい、車が欲しい、といったお金や物を求める心です。
お金には常にトラブルがつきものです。財欲が強いとその分苦悩も増えます。
色欲
男性は女性を求める、女性は男性を求める心です。
色欲が強ければ嫉妬やエゴが相手や自分を苦しめることになります。
飲食欲
おんじきよく、と読みます。お腹が空くと集中力がなくなったり、イライラしたりします。
また美味しいものを求めすぎるとかえって、日常に不満を抱くようになります。
名欲
端的にいうと承認欲求です。人は誰しも他者から認められたいものです。
それ故に嫉妬、悔しさ、恨みにつながることもあります。
睡眠欲
これは眠気とは少し違い、怠けたいと思う気持ちのことです。
怠惰はそのうち習慣になり、重大な過ちに繋がりかねません。
これら五欲を完全に抑え込むことはできません。
これはお釈迦様でも出来ませんでした。
お釈迦様は悟りを求めて、禁欲をし激しい修行を行いました。
しかしその末にたどり着いた結論
五欲を求めすぎるのも、禁欲が過ぎるのも良くない。中道を保つことが大事
中道とはぼどほどという意味ではありません。
中道とは極端に走らず、ただひたすらに八正道という8つの正しい道の実践することを意味します。
八正道とは
正しい見解:諸行無常を理解し、何によることもないものの見方をすること
正しい考え:自分の欲や怒り、憎しみなどを捨て、他者を害さない中立的な考え方をすること。
正しい言葉:嘘をついたり、自分に都合の良いことばかり言わない
正しい行い:無闇に生き物を殺したり、盗みや異性の乱れなど、人としてやってはいけないことをしない
正しい生活:自らを戒め、規則正しい生活を送り、人を騙したりしない
正しい努力:罪を犯さず、既に犯した罪は繰り返さないようにする
正しい意識:何ものにも惑わされず、物事の本質を見極める
正しい注意:迷走などで心を集中させ、煩悩をたちきり、涅槃へと導く
ビジネスでの例
皆さんは何のために働いていますか?
僕はまだ働いてはいないので偉そうなことは言えません。
きっと働き出した頃は、世に役立つ製品やサービスを提供していこう、世の中を良くするためにこの会社で働く、などの意識があったはずです。
これこそが「労働の本質」であり、働く上で大事なことだと思います。
しかし、企業の中での競争やポスト争いに関わることで、段々お金や地位が第一目的になってしまってはいませんか。
「家族を支えるために金が必要」
「自分を成長させることができる」
と自分に言い聞かせてはいませんか。
一度金や地位が目的となってしまえば、ニンジンをぶら下げられた馬と同じです。前に前にひたすら走り続けます。
人間の欲望に際限はありませんから、いくら働いてお金を得ようとも満足することはありません。
心とはコップのように容量は決まってません。満たそうと思えば思うほど際限なく、欲望に溺れてしまいます。
大切なのは、どこかで知足に気付けるか
本当に今以上の収入が必要か、企業内の地位で自分や家族を幸せに出来ているか、胸に手を当てて考えることが重要です。
少欲知足を理解することで一歩引き、労働の本来の目的を思い出し、苦しみから逃れられるのではないでしょうか。
感想
どうでしたか。
この少欲知足のテーマはビジネスにおいて、人生において最大のテーマであり、最大の苦しみなのではないかと思います。
もちろん読んで終わりではなく、考え方を実行したり、意識したりしないと意味はありません。
しかし、読むだけで何だか僕は心が軽やかになった気がしました。
2500年間も続くには理由があって、真理があるのだなと感じました。
あなたもこれを読んで日頃の苦しみを少しでも軽くしていただけたら幸いです。
ではでは