医者が起業してもええじゃないか

現役医学生が起業家を目指す。起業、医療、ITなど様々な分野を勉強して起業に向けて突っ走る、そんな体験記

アフリカで戦うNPO

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

 

マスク2枚供給が巷で話題になっています。

 

医療機関に渡す為で国民はとりあえず、ということなのでしょうか。

 

その他に医療機関に1500万枚配布を行うそうです。

 

1500万枚というと聞こえは良さそうですが、日本の医療機関は9万7千あるとのことなので1箇所150枚と考えると心許ないですね…。

 

それだと3日あれば使い終わってしまいそうです…。

 

今まで無限に使えていたのがどれだけありがたかったのか身に染みている今日この頃です。

 

さてさて本日紹介する記事はNPO法人AfriMedico

についてです。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=000000010.000018245&g=prt

 

目次

 

記事の内容

 

NPO法人であるAfriMedicoがApril Dreamにて次のように語りました。

 

都市から遠く離れた農村部を含め、アフリカの全ての家庭で病気や怪我が軽症のうちに手当てされる。予防策が講じられ明るく健康的に毎日を過ごす。AfriMedicoは日本発祥の置き薬モデルをアフリカ全土に浸透させ、私たちにとっては当たり前のそんな暮らしを実現させます。

 

April Dreamとは

 

企業や個人、それぞれの立場に関わらず、多くの人の夢で4月1日をいっぱいにしようというプロジェクトです。

  

https://prtimes.jp/aprildream/

 

色んな人の色んな夢が語られていて非常に素敵だなと思いました。 

夢を口にしたり字にしたりするだけで叶うような気がしてきます。

 

自分はエイプリルフールに何人の友達に嘘つけるかの遊びをしていたのに情けない限りです。

 

AfriMedicoとは

 

医療資源の少ないアフリカに対し、医療を通じてアフリカと日本をつなぎ、健康と笑顔を届ける

ことをポリシーとしたNPO法人です。

 具体的には日本発祥の置き薬制度を用いて、特に都心から離れた農村部の各家庭に薬の配布、服用指導、疾病に関する基礎知識や公衆衛生についての普及にも努めています。

 

アフリカの医療現状

 医師不足

 アフリカでは医師不足が顕著です。人口1000人あたり0.1に満たない状態です。

日本は2.3人、ヨーロッパは4.0人と言われています。

 そのため医療サービスの質は高いとはいえません。

 

医療費を出せない

 怪我、病気があっても、医療費を負担できるほど家庭に余裕がないことが多いです。

 そのためギリギリまで我慢した結果命を失うということもあります。

 また医療機関に行かない人が多いため、感染者数の把握なども難しくなっています。

 

 病院までの距離が遠い

 病院は都心部にしかなく、離れれば離れるほど病院の数は少なくなっていきます。

 また道路や交通機関などのインフラが整備されていないため、救急車なども使えないこともあります。

 そのため徒歩や自転車などで行くしかありません。

 雨が降るとそれだけで移動ができなくなってしまいます。

 

医療データ

 近年のアフリカのデータを正確に調べるのはなかなか難しいです。

 世界で5歳未満の子供の死亡率は530万人

 その多くがアフリカだと言われています。

 

また530万人のうちの1/3が肺炎、下痢、マラリアなどの治療可能な病気で亡くなっています

妊産婦の死亡率も非常に高いです。

 

しかし、着実に減ってきていることも事実です。

 2000年以降で考えると子供の死亡数に関しては1/2、妊産婦は1/3まで減少しています

 

未だにサハラ砂漠以南と以北での格差は激しいです。

 サハラ砂漠以南では医療環境もなかなか整っていないのが現状です。

 

日本発祥の置き薬

 

置き薬の精度は300年以上も昔の富山で始まった商法です。

 

一家に薬を預け、その後に定期的に訪問し、使った分だけの料金をもらうという「先用後利」の仕組みで発達したものです。

 

AfriMedicoの活動

 

日本発祥の置き薬をアフリカの各家庭に設置し、医薬品を補充の際、専門家が薬の服用指導、疾病予防も行う。

 

そうすることで病気に関する基礎知識の向上、公衆衛生の知識の向上を計っています。

 

現在タンザニアの2つの村で合計200世帯に置き薬を設置し、首都ダルエスサラームから薬剤師または薬学生のボランティアが定期的に活動しています。

 

2020年度はIoT化を目指しています。

 

具体的には各家庭の訪問履歴、医薬品の使用状況を管理するアプリケーションの開発し、デジタル管理を促進させることを目標としています。

 

考察

 

アフリカの医療については情報収集が非常に難しかったです。

 

ブログや広告は少し前のデータを使っていることが多く、悲観させようとしがちです。

 

グローバル化SDGs(国連で採択された持続可能な17の開発目標)の影響もあり、アフリカの医療状態は着実に改善傾向にあり、悲観することばかりではありません。

 

しかしサハラ砂漠以南ではやはりまだ医療の質が高いとは言い難いのも現状です。

 

このようにNPO団体、企業、国が様々な形で支援していくことで改善のスピードはもっと加速していくと考えられます。

 

また今後日本の医療技術をサービスとして海外に輸出することもビジネスの形の1つになるはずです。

 

そうなった時アフリカは技術的にも、人口市場的に見ても、一大市場と化します。

 

アフリカは日本にとって大きなビジネスチャンスでもあるのです。

 

上で述べたSDGsの健康目標は

 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。

 

全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、 2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。

 

と挙げています。

 

これを達成する為に世界が一丸となって協力していく必要があります。

 

私たちにできることは何なのか。

 

募金は一番やりやすいですが、ボランティアに行ったりするとなると大変です。

 

まずは現状をしっかりと把握することが大事なのではないでしょうか。

 

ではでは