AIが診断!?激務の病理医を救う希望の光とは
どうもおはこんにちばんわ、くんひろです。
この前たまたまテレビを見ていたら手話の同時翻訳機能の技術の紹介をしていました。手話を行う人を見て、口語に直す。またはその逆も可能なようです。
普及してるのかとかまではわかりませんが、技術の進歩はめざましいのだなということを改めて実感しました。
そのうち英語覚える必要なくなって、同時翻訳機でコミュニケーションをとる時代が来るのだろうなと思う今日この頃であります。
今日紹介する記事もそんな先進技術のお話。
AIなど先進技術の医療への応用に興味のある方、起業テーマに困っている方は必見です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000034505.html
目次
記事の概要
メドメインという会社がPidPortというDeep Learning / AI を駆使した病理のデジタル画像の解析を行うソフトウェアを開発し、現在試験運用中。
病理医とは
まず病理医といものをご存知でしょうか。
『フラジャイル』という漫画が長瀬智也さん主演でドラマ化されていたので知っている方もいるかとは思います。
病理医の主な仕事は内視鏡や手術で取ってきた検体を顕微鏡などで観察し、診断を行うことで臨床診断を助けることです。
しかしながら現状日本では病理医の人数が非常に少ないです。
日本では2593名(2019/8/7時点)しかいません。これがどれだけ少ないかというと日本の医者の数は32万7210人(2019/12/24時点)です。
0.79%しかいません。
また一概に正しい比較方法とは言えないかもしれませんが、2019年のがんの罹患数予測は101万7200人です。
単純にこの人たちが全員病理検査を受けたとすると、病理医1人あたり392人分の検体を処理しなければならなくなります。
具体的には2019年にみんな発覚したわけではないので、上の100万人の方が2019年に一斉に病理検査するということではないのですが、なんとなく大変さは伝わったのではないでしょうか。
僕の大学病院にも数人しかいなかったと思います。
AIが救う
この現状を救うべく用いられた技術がAIです。AIの技術の発展はめざましいものがあります。
これに関しては僕の専門ではないので詳しく説明するのは苦しいのですが、本で読んだ知識をフル活用して解説していきます。
AIの進歩は皆さん肌で感じているのではないでしょうか。例えばわかりやすいのが翻訳機能。
一昔前の例えばGoogle翻訳で日本語→英語にしようとすると訳のわからない英語になってしまい、「全然だめじゃん、これじゃあ宿題の役に立たないじゃん」という風に思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし現在の翻訳機能は文同士の前後関係を読み取ったり、語彙量が豊富に増えたおかげで、かなり自然に近い形で翻訳することが可能となっています。
ディープラーニングとは
AIの革新的な進歩の要因はディープラーニングというものです。
AIの仕組み自体は1970年代にできてていたようですが、もちろん今と比べ物にならないくらい遅いし低機能なものでした。
そこから技術が進歩し、機能が一段と向上しましたが、2010年代AIの技術は頭打ちになった。そう考えられていたそうです。
そこでその壁を突破するべく、新しく生まれた仕組みがこのディープラーニングというものでした。
ディープラーニングとは簡単に言うと人間の脳のようなものを再現しようとしたものです。
多くの画像から例えば猫なら猫たらしめている特徴を自動で捉えそれを猫だと判断します。
この判断の精度がディープラーニングによって従来よりも格段に上昇したのです。
これ以上の説明は苦しいので有識者の方コメント欄にご指導お願いします笑。
感想
このソフトを用いれば病理医の仕事の負担を大幅に軽減することができますし、遠隔操作機能も付いているとのことなので、病理医が不足している地域での病理診断も可能になるのではないかと考えられています。
今後AIや5Gといった革新的な技術によって医療界も大きく変わっていくと思います。
それにより医師の仕事の負担が大きく減ると考えられます。
なんとも面白い時代の変革期に生きてるなぁと思うことがしばしばあります。10年後20年後を想像するとワクワクしますね。
このような分野が得意な方は、まだまだ伸びていく分野だと思いますので起業のテーマの選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。
無論僕も起業するのであれば、AIなどは選択肢の1つになり得るのでまだまだ勉強して行かなきゃいけないなと思う次第であります。
何かオススメの本などありましたら教えていただけると幸いです。
ではでは。