医者が起業してもええじゃないか

現役医学生が起業家を目指す。起業、医療、ITなど様々な分野を勉強して起業に向けて突っ走る、そんな体験記

悩みを抱えてる人必見、人生を変える劇薬

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

私事ですが昨日自宅にて転倒し、側腹部を5cmほど怪我をしました。

痛いです。自宅にてお酒を飲んでいたところ、酔っ払い立ち上がる際に転倒し、ストーブの角に側腹部が当たり、皮が剥けました。

酒は飲んでも飲まれるな…皆さんも気をつけてください。

さて本日は「嫌われる勇気」の紹介をしていきたいと思います。

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 


この嫌われる勇気、アドラー心理学を研究する岸見一郎さんが書いた本で、国内で208万部、世界累計458万部の大ヒットしたベストセラーとなっています。

日本人が書いた本でここまで売れるのは中々珍しいと思います。

この本はアドラー心理学に詳しい「哲人」と、悩み多き「青年」との対話形式になっています。

対人関係や劣等感といった人生における悩みを青年が相談し、哲人がアドラー心理学に基づいて、それに応じるという形になっています。

青年が私たちの人生における悩み、哲人の答えに対する疑問点を読者の代わりに代弁しているため、とてもわかりやすく、読みやすいです。

この本、とにかくすごいです。読むだけで人生の考え方がガラリと変わります。

と同時に本文にも書かれていますが劇薬ともなります。かなり厳しいことも書いてありますが、受け入れるも受け入れないもあなた次第です。

一度読んでみる価値は大いにあると思います。

今回は哲人の重要な教えをピックアップしましたのでぜひ読んでみてください。

目次

 

はじまり

物語は古都の外れに住む、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれると説く哲学者のもとに、悩み多き青年が訪ねることではじまります。

青年は世界がシンプルであるということに納得がいかず哲人に食ってかかります。

哲人の教え
人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる

私たち自身が世界を複雑にしてしまっているのです。

人は誰しも客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけした主観的な世界に住んでいます

例えば室温が18度の部屋にアフリカから来た人と南極から来た人が入れば、

アフリカの人は「寒い」
南極の人は「暖かい」というでしょう。

どちらのいっていることも嘘ではない。

人は物理的には同じ1つの世界に生きているが、実際は人の数だけ世界があるということ。

つまり、世界がどう変わるかではなく、私たちがどう変わるか

変わる勇気があるかで世界はうんとシンプルになると説きます。

目的論で物事を考えろ

私たちは物事を原因論的に考えています。

原因論とは過去の原因が現在、未来を決定づけているという考え方です

しかし原因論で考え続ける限り私たちは一歩も前に進めません。

哲人の教え
目的論で物事を考えろ

目的論とは今の目的があった上で過去の感情や出来事を利用するという考え方です

哲人はこの目的論で考えるとトラウマというものは存在しないと主張します。

例えば、「自分は両親に虐待を受けたから社会に適合できないのだ」と主張する引きこもりの人がいたとします。

原因論的に考えると、
親から虐待を受けていた→人との接し方がわからない→社会に適合できない
という理解になります。

しかし、哲人はそうではないと言います。
人と接したくないという目的→親から虐待を受けたからという理由の利用→社会に適合できない
という理解になります。

外に出ないために過去の出来事に恐怖や不安という意味付けをしている、ということになります

過去にどんなことがあっても、それは現在に影響を与えることはない。

自分がその過去にどんな意味付けをするかで変わってくる。

「何があったか」が問題ではなく「どう解釈したか」が問題なのです。

過去は変わることはない、ならば過去に対する解釈を変えることで、人は変われるのです。

全ての悩みは対人関係

哲人の教え
全ての悩みは対人関係からなる

仮に宇宙でもともと生まれた時からただ1人であれば、孤独なんて感情すらも生まれない。

他者という存在があるから孤独というものを感じるのです。

多くの悩みの1つである、劣等感。これも対人関係から生まれます。

劣等感とは客観的な事実ではなく他者と比べたときの主観的な解釈でしかないのです

例えば身長が155cmしかなかったとしても、自分1人の問題であれば155cmで困ることなどありません。

170cmの人と比べてしまうことで自分が劣っていると主観的に感じてしまうことから生じています。

そもそも人間には無力な状態から脱したいと願う、普遍的な欲求を持っています。

これをアドラー優越性の追求と言いました。

劣等感の中でも、良い劣等感と悪い劣等感があります。

良い劣等感とは理想の自分と今の自分を比較することで感じるものです

優越性の追求からこのような劣等感をバネにして自分の理想に近づこうと努力する。

このような劣等感は良いものとなります。

しかし悪い劣等感とは劣等感コンプレックスと言われるものです。

劣等コンプレックスとは自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のことを指します

例えば「私は学歴が低いから成功できない」と主張する人がいたとします。

これは
学歴が低い→いっぱい頑張って勉強する、何か他の秀でた才能を生かす
というふうに考えるのが正しい劣等感のあり方です。

しかし劣等感コンプレックスは本来なんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまうのです

学歴が低い→成功できない
ではなく
成功したくないから学歴が低いことを利用しているのです。

成功するために現実的な努力をしたくない、今楽しいから満足→学歴が低いことを利用して言い訳する

ではどのようにすれば良いのか

競争する考え方を捨てることです。

世界を上下で考えるのではなく、同じ平らな地平に前を進んでいる人もいれば後ろを進んでいる人もいる

早く歩く人もいれば、ゆっくり歩く人もいる。

でもみんな確実に前に、理想の自分に進んでいる。

対人関係の軸に「競争」の考え方を置く限り、悩みから逃れることはできません。

人々は私の仲間なのだ、と考えることで世界の見え方はガラリと変わるはずです。

課題の分離

アドラーは承認欲求を否定します。

承認欲求を満たそうとすると、他者の評価、承認を求めるようになり、結局他者の人生を生きるようになってしまいます

例えば
あなたが毎日会社の前の道路を掃除していたとします。
しかしあなたが掃除しているのに誰もありがとうを言ったり、褒めてはくれません。
そうするとあなたはどうしますか?

おそらく掃除することをやめてしまうでしょう。人のためにやってるのに褒めてもらえないならやめようと考えるはずです。

これは承認欲求を満たすように続けてきた近年の賞罰教育の弊害です。

承認欲求を求めるようになると、物事の良い悪いの判断が自分でできない大人に育ってしまいます

物事を行う判断基準が褒められるからやる、褒められないからやらないというようになってしまうのです。

私たちは他者の期待を満たすために生きているのではないはずです。それはとても不自由な生き方です。

では他者の人生を生きず、自分の人生を生きるためにはどうしたら良いのでしょうか。

哲人の教え
課題の分離を行え

課題の分離とは自分の行っている事が本当に自分の課題なのか、他者の課題なのかを分けて考える事です。

例えば子供が勉強しないと親は勉強するように注意したり、悩んだりします。

ここで「勉強をする」とうことは果たして誰の課題でしょうか。

課題の分離を行うときのポイントは

その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰かを考えることです。

「勉強をしない」という選択をして最終的に困るのは誰か

もちろん子供です。

つまり勉強するという課題は親の課題ではなく子供の課題であるのだから思い悩むだけ無駄なのです。

昔のことわざにこんなものがあります。
馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませることはできない

水辺まで連れて行くことは他の人でもできますが、水を飲んでくれるかは馬次第なのです。

では親はどうすべきなのか。

勉強するというのであれば支援する準備はできている(例えば塾に行くお金だったり、参考書を買うお金だったり)ことを子供に伝え、あとは子供の意思に任せるのが1番なのです。

勉強するかどうかは子供の課題なのですから。

この他者の課題を切り捨てることで対人関係はとても楽になります。

あなたのことを嫌う上司がいたとします。

上司があなたのことを嫌うかどうかは、あなたの仕事ではなく、上司の仕事です。

ならばそこで思い悩むのではなく、自分は自分に課せられた仕事をしっかりやって、上司がどう評価するかは気にしないのが1番なのです。

あなたのことを嫌う人はどのように生きたっています

無論わざわざ嫌われるような人もいないと思いますが、みんなから嫌われないように生きるのはとても不自由ですし、不可能です。

つまり自由に生きるには他者に嫌われるということは必要なコストと考えられます。

嫌うのは自分の課題ではなく、相手の課題。

そう割り切って、自分の人生を生きるために、他者に「嫌われる勇気」を持って生きる事が大切なのです

感想

どうでしたでしょうか。僕はこの本を読んで考えた方がガラリと変わりました。

アドラー心理学、たしかに実践するには自分にかなり厳しく生きていくことになると思います。

なんせ過去を言い訳にしてはいけませんからね笑

しかしながら実践するだけの価値はあると僕は思っています。アドラー心理学入門いたします。

起業家には様々な困難を乗り越えるためのメンタルを養う事が必要です。僕はこのアドラー心理学で起業のメンタルトレーニングをしていこと決意しました。

皆さんも自分を変えるのは今この一瞬からできます。

勇気を持って踏み出してみましょう!

ではでは

新型コロナウイルス打開策となるか、レムデシビルとは

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

緊急事態宣言が出て初めての週末となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

僕は先日も書いた通り「ジェダイの哲学」という本を読み終え、スターウォーズ を見直していました。

アナキンがなぜダークサイドに落ちてしまったのか、悪とは、怒りとは、そして愛とは何なのか。

この本を読んでからもう一度スターウォーズ シリーズ見直してみると、深い理解が得られると思います。

さて本日ご紹介する記事は新型コロナの治療薬候補であるレムデジビルに関する記事です。

起業系の記事も書きたいのですが、Googleアラートで来るのがコロナの記事ばかりでして…笑

大事なことなので今は仕方ないかなと思います。

 

www.asahi.com


記事の内容

新型コロナウイルスに感染し、重篤な肺炎となった患者53人に対して、エボラ出血熱の治療薬として開発されたレムデジビルを使用したところ、68%で症状が改善した、と日米の合同研究チームが米医学誌で発表した。

人に対しての効果を判断するためには薬を使う患者と使わない(プラセボ群)に分た比較試験が必要となる。

このような研究も日米韓などの合同研究チームにより進められている。

レムデシビルとは

レムデシビルとは当初はエボラ出血熱(2014年に西アフリカで流行した致死率の高い感染症)の治療薬として開発された薬です。

しかし他の治療薬に比べて効果が低かったため、現在はエボラ出血熱に対しての投与はされていません。

作用機序は簡単に言うと、

ウイルスが増幅する手段であるRNA(DNAのように遺伝情報を持ったもの)の産生を阻止することでウイルスが増えることを抑制します。

WHOにも現段階で唯一治療薬としての効果が期待できるとされています。

今回の論文の概要

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2007016?query=RP

対象

COVID-19に感染していて、SpO2(呼吸の酸素化の能力を表す値.通常は95%以上)が94%以下またはなんらかの呼吸補助を受けている患者53人。

53人の内訳
22人がアメリカ。22人がヨーロッパまたはカナダ、9人が日本出身。

また30人が人工呼吸器を既に使用、4人がECMO使用。

方法

レムデシビルの人道的使用(未認可の薬をこれ以上治療方法がない疾患を持つ患者に対して投与すること)

10日間投与、1日目は200mg.残りは100mg

結果

36人(68%)が呼吸状態に改善が見られた。
25人が退院、7人が死亡した

結論

レムデシビルの使用によって68%の患者に症状改善が見られた。今後、ランダム比較試験(上述したプラセボ群も用いた比較試験)が必要となるだろう。

アビガンと比較

日本で治療薬として期待されているアビガン。安倍総理も会見で口にしていました。実際にアビガンとレムデシビルどちらが有用なのでしょうか

アビガンの特徴

日本国内ではインフルエンザの治療薬として開発されましたが、催奇形性(妊婦が飲むと子供に異常をもたらすこと)が強く、新型インフルエンザに対しての使用を念頭に備蓄されてきました。

そのため現在インフルエンザに対して処方されているわけではありません。

作用機序はRNAポリメラーゼ(RNAを増やす酵素)に作用してウイルスの増殖を抑制する。

中国で臨床研究が行われ2本の有効性を示す、論文が発表された。しかし1本は論文の取り消しとなった。

その他には有効性はまだ証明されていないようです。

催奇形性の問題もあります。妊婦に影響を及ぼすのはもちろん、男性の精子にまで成分が降りてしまうため、世代によっては投与に慎重にならなければなりません。

今後の方針

どちらの薬を使うにしてもまだ有効と言えるほどの根拠は示されてないように感じます。

アビガンについては日本国内では藤田医科大学を中心に臨床研究が行われています。

レムデシビルについては国立国際医療研究センター臨床試験を行う予定です。

様々な薬で臨床試験を既に行っており4月中には結果が出ると考えられてます。

コロナウイルス収束のためには治療薬またはワクチンの開発は必須です。

今全世界の英知を集め、研究していますので、僕らにできることはやはり感染を拡大しないために自宅にいること、stay home
を実践することが第一です。

みんなで協力してこの試練に立ち向かいましょう。

個人特定せずにコロナ患者の接近を検知するアプリ

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

 

みなさんスターウォーズ好きですか?

 

僕はファンというほどではないのですが、友達に勧められて一応全部見て、面白いと思ってはっまたことがあるくらいです。

 

先日本屋でたまたま「ジェダイの哲学」という本を見つけました。

 

ちょうど読む本もなかったので、興味半分で読んでみると、これまためちゃくちゃに深いです、ジェダイ

 

映画のワンシーンやセリフから抜き取って、ジェダイに通ずる哲学とはなんであるのかを教えてくれます。

 

もちろんフォースとか世界観に沿って話は展開されていくのですが、現実世界にも通じるような哲学を説いてくれます。

 

正直ふざけて買った反動もあると思いますが衝撃的なレベルでおもしろかったです。

 

後日ぜひ記事にしたいと思ってますので、スターウォーズファンは必見です。

 

さて、本日紹介する記事はアメリカの慰労と関わるテクノロジーのお話。

 

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1246365.html

 

目次

 

 

記事の内容

 

アメリカのマサチューセッツ工科大学(以下MIT)が4/8にスマートフォンを使ってCOVID-19感染者の位置情報を把握できるシステムPACTを開発した。

 

PACTはBluetoothによって他のスマートフォンの位置情報を把握する機能を利用している。

 

保健所などの公的機関と連携してCOVID-19陽性と判断された患者は専用アプリによって医療機関にあるQRコードをスキャンする。

 

このアプリにより近くに罹患者がいる場合は通知が届き、どの程度近くにいるかが分かるという。

 

GPSやパーソナルID、電話番号は使わず、各自ランダムな数字を使い、それも絶えず変更することで個人情報にも配慮するつもりだ。

 

研究者らは実装に向けて、AppleGoogleMicrosoftといったソフトウェア開発メーカーと連携し、州や連邦政府にもデモンストレーションを行なっているとのこと。

 

考察

 

韓国や中国にもスマホアプリを用いてGPSや位置情報から、自宅待機しているかを政府が管理しています。

 

1番問題となるのはやはり個人情報の問題でだと思われます。

 

例えば不特定多数の人がいる場所ならまだしも、もし人口密度の低い場所でこのアプリを使ってしまうと、いくらデータ上で個人情報に配慮していたとしても誰が陽性であるのか特定できてしまいます。

 

陽性者が誰か分かってしまうとそれが差別に繋がりかねません。

 

また日本においては位置情報を個人情報としては取り扱っていません。

 

一般的に、位置情報それ自体のみでは個人情報には該当しないものではあるが、ある個人に関する位置情報が連続的に蓄積されるとその人の移動履歴を表し得る。特に、深夜に滞在している地点や日中に滞在している地点を表す位置情報からは、その移動履歴に係る本人の自宅や勤務先等の個人に関する基本的な属性を推測することも可能である。・・・(中略)・・・また、移動履歴は長くなるほど他人と重複する可能性が低く一意な情報となるという特徴のほか、都市部と地方、昼間と夜間等、環境や状況に応じて同じ範囲から取得できる位置情報の数が変わる、といった特徴もあるため、位置情報や移動履歴の性質を考慮した上で、措置を講ずることが望ましい。

 

と述べています。個人情報という扱いでないにしても、国民からある程度の反対は出ると思われます。

 

しかし、韓国で外出自粛が成功している一因はこのGPSによる管理だとも考えられています。

 

ある程度の強制力がなければ目標である8割の人口の動きを減らすというのに到達できないのではないかなとも感じてしまいます。

 

「人の移動を8割に減らす」というのを提唱していた8割おじさんこと西浦先生。

 

https://t.co/UyOZo9fr5q?amp=1

 

この記事少し長いですが8割の本当の意味がわかるのでぜひ読んでみてください。

 

6割あればいいわけではなく7〜8割でもなく8割でなければならない理由が書いてあります。

 

ではでは

お金の本当の正体とは

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

昨日初めてオンライン飲み会なるものをやってみました。

なかなか面白かったです。

ただ1人で暇なので、つまみやお酒をひたすらたいらげてしまうのはオンライン飲み会の欠点なのかもしれません笑

ただこれで会議やワークができるのは相当楽だろうなと感じました。

家にいる分、会社で感じる人間関係の悩みなども感じづらいと思いますし、アットホームなのでリラックス出来るのがいいなと思いました。

これが長く続いてから、会社に出勤するスタイルに戻すのは相当大変なのではないかなと思います。

さて今回はお金に関する本をご紹介したいと思います。

99%の人が気づいていないお金の正体

 

99%の人が気づいていないお金の正体

99%の人が気づいていないお金の正体

  • 作者:堀江 貴文
  • 発売日: 2020/02/13
  • メディア: 単行本
 

 


です。

目次

 

お金とは

この本は堀江貴文さんの本では僕らのお金の常識をぶっ壊しに来てます。

お金って何ですか?

と言われると

物と交換できる
いっぱい持っていた方がいい
みんなが欲しがる物

というような答えが思い浮かぶと思います。

堀江さんはこの本の「はじめに」でズバリ言っています。

お金の正体は信用である

これがこの本の言いたいことの全てです。

どういうことか説明していきます。

そもそもお金、例えば1万円札にはなぜ価値があるのか。
1万円札なんて作るのに20円ほどしかかからない所詮紙切れです。
なのになぜみんな価値があると思うのか。

それはみんなが共通して「1万円には価値がある」って信じているからです。

これを堀江さんは「お金教」と呼んでいます。このお金教をみんな信じているから、
「この紙には1万円の価値がある」という「信用」が社会の中でシェアされているのです。

お金の成り立ち

そもそもお金の成り立ちというものをご存知でしょうか。

大昔、狩猟、採集生活で自分のコミュニティだけで暮らしている間はお金は必要ありませんでした。

みんな知っている人同士であるから信用がそもそもあったからです。

しかし活動範囲が広がるにつれて、よそのコミュニティと交流をするようになりました。

そこで物々交換をするようになりました。

例えば海に住んでる人たちは魚はたくさん持っているけど肉が欲しい。

だから山に住んでいる人と魚と肉を交換することで肉を得ていました。

しかしこの物々交換で難しいのは、山の人も魚が欲しい、と思ってなければ取引が成立しないのです。

そこで考えられたのが、皆が欲しがるもの、例えば綺麗な貝、米などに一度交換して、それと欲しいものを交換するという制度が考え出されました。(だからお金に関する漢字には貝が含まれるものが多いです。貨、資など)

しかし、貝や米を毎回持ち歩くのはかさばりますし、めんどくさい。

そこで希少価値もあった金、銀、銅がお金として使われるようになりました。

金、銀、銅貨にらなったことでだいぶ持ち運びやすくはなりましたが、やはり額が大きくなると重い。

そこで両替商というものが発達します。

両替商とはお金を預けた代わりに「預かり証」を発行し、それを持って他の両替商のところに行くと、その預けた分のお金が引き出せるというものでした。

つまりこの預かり証とは一種の信用を表しているものだったのです。

その後近代になると紙幣というものが生まれました。この紙幣は銀行に持っていくとその分の金(きん)と交換してくれる、これまた証明書の役割でした。(兌換紙幣)

しかし段々紙幣が大量に増刷されるにつれて交換できる金自体が不足してきます。

この紙幣は金と交換しなくてもいい(不換紙幣)、この紙はみんな1万円って価値を認めているから1万円なんだ、というふうになったのです。

つまり1万円札の形ができたのはつい最近の話なのです。(昭和に入ってから)

現代のお金の形

それに対して現代のお金の形はどうでしょうか。

ビットコインと呼ばれる仮想通貨であったり、PayPayをはじめとした電子マネーなどお金の形は様々です。

しかし信用さえシェアされてしまえば仮想通貨だって、Tポイントだって電子マネーだって円と変わらぬ価値を持つのです。

対等な個人として直接取引を行うビットコインクラウドファウンディングは
21世紀版の「かたちを変えた物々交換」
と言えるのです。

信用をためろ

では我々がすべきことは何なのか。

お金という誰かが作り上げたフィクション

に囚われるのではなく、真に我々がすべきなのは
信用を貯めること
なのです。

信用さえあれば困ったときに、必ず誰かが助けてくれます。

これは堀江さんが刑務所にいるときに痛感したと述べています。

どんな窮地に立たされても、ひととのつながりがあれば、必ず再起できる。信用を貯めることこそ、何よりも大切であると思い知らされた。

 


今の時代自分の信用を貯めてさえおけば、お金や仕事は後からついてきます。

例えばクラウドファウンディングが最たる例です。

こいつだったら何かしてくれそうだ、この事業なら成功しそうだと、信用を稼ぐことでお金を周りから得るのです。

お金は所詮信用を数値化したものに過ぎません。

もちろん無いよりはあった方がいいかもしれません。

しかし、お金を稼ぐことに集中して、周りの信用を疎かにするよりも、信用を貯める努力を重ねた方がずっと良いのです。

本日のまとめ


お金の本質は信用
お金を稼ぐことに夢中にならず信用を貯める努力をしろ

感想

いかがでしょうか。本書にはまだまだ様々なお金に関する常識をぶっ壊す考えが書いてあります。

しかし真に言いたいことはまとめに書いたことだと僕は思います。

この本を読んであなたもお金という誰かの作り出したフォーマットに囚われるのではなく、信用を貯める新しい生き方をしてみてはどうでしょうか。

ではでは

ロックダウンは意味あるのか、各国比較

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

世間では医療者の飲み会が話題となっていますね。

確かにこのご時世に大人数の飲み会をしていることは間違いなく、問題であります。

医療者であるからには、感染のリスク管理は人一倍気をつけなければならないことでもあったと思います。

しかしそれで個人の名前や住所をさらすのは違うのではないかなと個人的に思ってしまいます。

感染者の方を非難しても何も生まれません。敵は人ではなくコロナです。

皆さん我慢を強いられて気持ちが不安定なのはよくわかりますが他人に対する最低限の思いやりを忘れずに過ごしていきましょう。

さて、今回の話題は昨日緊急事態宣言が出されたわけですが、ロックダウンって本当に効果あるのか、についてまとめていきたいと思います。

日本の現状

4/8の新規の感染者数は東京都内で144人と1日当たり最多、全国では400人を超えた。

総感染者数は4472人、死亡者数は98人(4/7時点)です。

外出自粛要請が出されたのが3/28,29あたりですからそろそろ感染者数の増加に変化が見られて欲しいところではありますが、今のところは増加しています。

ロックダウンと緊急事態宣言の違い

イタリア、アメリカでは既にロックダウンがなされています。

日本では先日緊急事態宣言が発令されました。

昨日の記事にも載せましたが一応簡単に緊急事態宣言についてまとめておきます。

強制力なし
不要不急の外出をひかえる
学校や映画館、百貨店などの使用制限、停止要請
イベント開催の制限、中止の要請

強制力がある
臨時医療施設を開くための土地、建物の同意なしの使用
医薬品や食品の売り渡し(応じない場合は罰則あり)

一方、ロックダウンとは

数週間の間、都市を封鎖したり、強制的な外出禁止の措置や生活必需品以外の店舗閉鎖などを行う、強硬な措置

と専門家会議で定義されています。

現に海外では外出の際証明書を持っていないと罰金や罰則が課せられます。

ロックダウンと緊急事態宣言の違いはまさしくこの強制力です。

緊急事態宣言はあくまで要請しかできません。また日本の法律上、罰則を課すこともできません。

外出自粛に比べて政府が公式に宣言しているため箔がつくということのようです。

なぜ日本はロックダウンしないのか

ロックダウンをするとなるのであればまず緊急事態宣言を出すことを前提とし、その後法整備を新たにすればできるのかもしれません。

しかし専門家達は日本の現状、ロックダウンをすべきではないという判断をしています。

その理由の一つは
コロナの感染で恐るべきはクラスターであり、日本は早期からクラスターをつぶす対策をしていたため感染者数を他国に比べて抑えられている

もう一つは経済活動を極力維持したいという理由です。
首都圏は日本のGDPの33.1%を占めます。もしロックダウンが起きるとすると、17%GDPが減少すると考えられています。

これは4月から1ヶ月ロックダウンが続き、6月には完全に終了している、という前提での話です。

ロックダウンには実際効果があるのか


ロックダウンには実際にどのような効果があるのか、イタリア、アメリカを例に挙げ解説していきます。

イタリア

感染者数13万2547人、死亡者数1万6523人
(4/7時点)

イタリアは3/10にロックダウン、増加ペースが鈍化するまでには半月ほどかかりました。

感染の収束はまだ見通しが立っていないがピークは脱したのではないかというふうに見られています。

しかし、6日の死亡者数は前日比+111人となった。

4日と比べると-45人と減少傾向ではありますが。

f:id:kunnhiro:20200409005653p:plain

参照元https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6




感染者数も減少傾向が続いていると考えられています

アメリ


感染者数31万2249人、死者8503人

(4/8時点)

アメリカは3/13にトランプ大統領が非常事態宣言を出した。その日の感染者数は516人、10日後には1万人越えと20倍となりました。

行動制限は州知事が権限を握っていました。

22日にはニューヨーク州でロックダウンが行われました。
4/4の3万3千人をピークに少し下がっているようにも見えます。

f:id:kunnhiro:20200409005525p:plain

参照(https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6



イタリア、アメリカともに少しずつロックダウンの効果が出始めてきているようです。

経済活動の影響についてはもう少し時間がたたないとあまりデータがないように思われました。

感想

 

収束に向かわせるためには経済活動する人を8割減らさなければならないと見込まれています。

コロナの持つ感染力(1人が感染させる力)は2.5人と考えられています。

減らす割合をxとすると
感染率が1を下回れば収束に向かうと考えられます。
2.5(1-x)<1
×>0.6
となります。つまり6割減らせば収束に向かうと計算できます。

しかし実際は夜の街や、どうしても止められない仕事などを考えると、少し大きめに見込んで8割まで減らせれば収束に向かうだろうと考えられています。

緊急事態宣言がだされましたが、僕らにできることは変わらず、手洗いうがいの徹底、不要不急の外出を控えるしかありません。

あとはこの世の中でも働いでくださってる方々に感謝の気持ちを忘れないようにすることも大事です。

ではでは

AI診断システム ホワイトジャック

どうもおはこんにちばんは、くんひろです。

いよいよ緊急事態宣言が出されました。

東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に5/6までとなっています。

海外の都市封鎖、いわゆるロックダウンとは異なっているようです。

強制力のないこととしては
不要不急の外出をひかえる
学校や映画館、百貨店などの使用制限、停止要請
イベント開催の制限、中止の要請

強制力があることとしては
臨時医療施設を開くための土地、建物の同意なしの使用
医薬品や食品の売り渡し(応じない場合は罰則あり)

基本的には今まで通り3密は避けたうえで必要な経済活動のみを行なっていくというものでしょうか。

ロックダウンしないことが吉と出るか凶と出るか不安なところではあります。

とりあえず僕らにできることは不要不急の外出をしない、これは変わりません。

長くなってしまいました。今回の本題に入りたいと思います。

今日は医療へのAI応用例を具体的に見ていきたいと思います。

自治医科大学で用いられている診断AIホワイトジャックについて見ていきたいと思います。

 

AIの今

AIは画像診断や病理診断の分野においてはすでに専門医のレベルを超えているという研究もあります。

しかし予診、問診、症状から病気を推測するAIの研究は精度が高い研究もありますが、人間と変わらないというような研究もあります。

ホワイトジャックとは

ホワイトジャックとは患者さんの予診、問診情報と生活、環境情報をもとに、総合診療医の経験値を反映し、人工知能を応用して双方向対話型(利用者と会話のようにして作用)に病名候補を探し出し、医師の診療を支援するAIシステム。

病名ごとに推奨する検査や薬剤、見逃してはならない重大な病気を排除するためのアドバイスも提示します。

ホワイトジャックは教科書や論文、文献や日々の診療からデータを取り込み、知識を蓄え、それを医師が用い、最終的に医師が判断します。

手順

患者が予診情報を入力

ホワイトジャックがどの病気なのかを解析、疑われる病名、確率、必要な検査を提示

医師が所見や検査結果入力

ホワイトジャックが再解析を行う

処方薬の提示

 

ホワイトジャックの特徴


診断は医師が行う
AI診断が用いられる際の問題点として責任を誰が取るかということが挙げられるが、最終的に医師が判断することで誤作動を防げる。

病名候補の中には確率が低くても見落としてはならない危険な病名も提示
それらを除外するためのアドバイスもあるため、見落としを避けることができる。

知識をアップデートでき、リアルタイムなデータ活用

今後の活用

 

今後の展望としてIoT技術を用いて、ウェアラブルの端末で日頃から患者データを収集し、健康状態をチェックすることも可能になると考えている。

2018年には数カ所の医療機関で試運用を開始、その後医療機関のモニターを公募する予定。

自治医科大学の目標はAI診療で終わるのではなく、地域医療のデータベースを構築し、医療向上や予防医学につなげたいと述べています。

感想

AI診療をうまく用いることで医師不足を解消できたり、医師との相互作用により、さらに良い医療を提供できるようになると考えられます。

医療現場では日々症例が増えているのでAIの機械学習の場としては最適と考えられています。

 

では、AIが発達したら医者という職業は無くなってしまうのでしょうか。

 

そこの心配は今のところはないようです。上で述べた技術のようにAIに代替される分野は少なからずあります。

 

しかし医療というのは患者さんと医師のコミュニケーションによって成り立っています。

 

患者さんの社会的背景、今の心情などによって患者さん一人一人に最適な医療を提供するのが日本の医療です。

 

それは患者さんと医師の間に生まれる信頼関係によってなされるものです。

 

その分野に関してAIに犯されるということは考え難いです、今のところは…。

 

ではでは

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