悩みを抱えてる人必見、人生を変える劇薬
どうもおはこんにちばんは、くんひろです。
私事ですが昨日自宅にて転倒し、側腹部を5cmほど怪我をしました。
痛いです。自宅にてお酒を飲んでいたところ、酔っ払い立ち上がる際に転倒し、ストーブの角に側腹部が当たり、皮が剥けました。
酒は飲んでも飲まれるな…皆さんも気をつけてください。
さて本日は「嫌われる勇気」の紹介をしていきたいと思います。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]
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この嫌われる勇気、アドラー心理学を研究する岸見一郎さんが書いた本で、国内で208万部、世界累計458万部の大ヒットしたベストセラーとなっています。
日本人が書いた本でここまで売れるのは中々珍しいと思います。
この本はアドラー心理学に詳しい「哲人」と、悩み多き「青年」との対話形式になっています。
対人関係や劣等感といった人生における悩みを青年が相談し、哲人がアドラー心理学に基づいて、それに応じるという形になっています。
青年が私たちの人生における悩み、哲人の答えに対する疑問点を読者の代わりに代弁しているため、とてもわかりやすく、読みやすいです。
この本、とにかくすごいです。読むだけで人生の考え方がガラリと変わります。
と同時に本文にも書かれていますが劇薬ともなります。かなり厳しいことも書いてありますが、受け入れるも受け入れないもあなた次第です。
一度読んでみる価値は大いにあると思います。
今回は哲人の重要な教えをピックアップしましたのでぜひ読んでみてください。
目次
はじまり
物語は古都の外れに住む、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれると説く哲学者のもとに、悩み多き青年が訪ねることではじまります。
青年は世界がシンプルであるということに納得がいかず哲人に食ってかかります。
哲人の教え
人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる
私たち自身が世界を複雑にしてしまっているのです。
人は誰しも客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけした主観的な世界に住んでいます。
例えば室温が18度の部屋にアフリカから来た人と南極から来た人が入れば、
アフリカの人は「寒い」
南極の人は「暖かい」というでしょう。
どちらのいっていることも嘘ではない。
人は物理的には同じ1つの世界に生きているが、実際は人の数だけ世界があるということ。
つまり、世界がどう変わるかではなく、私たちがどう変わるか。
変わる勇気があるかで世界はうんとシンプルになると説きます。
目的論で物事を考えろ
私たちは物事を原因論的に考えています。
原因論とは過去の原因が現在、未来を決定づけているという考え方です。
しかし原因論で考え続ける限り私たちは一歩も前に進めません。
哲人の教え
目的論で物事を考えろ
目的論とは今の目的があった上で過去の感情や出来事を利用するという考え方です。
哲人はこの目的論で考えるとトラウマというものは存在しないと主張します。
例えば、「自分は両親に虐待を受けたから社会に適合できないのだ」と主張する引きこもりの人がいたとします。
原因論的に考えると、
親から虐待を受けていた→人との接し方がわからない→社会に適合できない
という理解になります。
しかし、哲人はそうではないと言います。
人と接したくないという目的→親から虐待を受けたからという理由の利用→社会に適合できない
という理解になります。
外に出ないために過去の出来事に恐怖や不安という意味付けをしている、ということになります。
過去にどんなことがあっても、それは現在に影響を与えることはない。
自分がその過去にどんな意味付けをするかで変わってくる。
「何があったか」が問題ではなく「どう解釈したか」が問題なのです。
過去は変わることはない、ならば過去に対する解釈を変えることで、人は変われるのです。
全ての悩みは対人関係
哲人の教え
全ての悩みは対人関係からなる
仮に宇宙でもともと生まれた時からただ1人であれば、孤独なんて感情すらも生まれない。
他者という存在があるから孤独というものを感じるのです。
多くの悩みの1つである、劣等感。これも対人関係から生まれます。
劣等感とは客観的な事実ではなく他者と比べたときの主観的な解釈でしかないのです。
例えば身長が155cmしかなかったとしても、自分1人の問題であれば155cmで困ることなどありません。
170cmの人と比べてしまうことで自分が劣っていると主観的に感じてしまうことから生じています。
そもそも人間には無力な状態から脱したいと願う、普遍的な欲求を持っています。
これをアドラーは優越性の追求と言いました。
劣等感の中でも、良い劣等感と悪い劣等感があります。
良い劣等感とは理想の自分と今の自分を比較することで感じるものです。
優越性の追求からこのような劣等感をバネにして自分の理想に近づこうと努力する。
このような劣等感は良いものとなります。
しかし悪い劣等感とは劣等感コンプレックスと言われるものです。
劣等コンプレックスとは自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のことを指します。
例えば「私は学歴が低いから成功できない」と主張する人がいたとします。
これは
学歴が低い→いっぱい頑張って勉強する、何か他の秀でた才能を生かす
というふうに考えるのが正しい劣等感のあり方です。
しかし劣等感コンプレックスは本来なんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまうのです。
学歴が低い→成功できない
ではなく
成功したくないから学歴が低いことを利用しているのです。
成功するために現実的な努力をしたくない、今楽しいから満足→学歴が低いことを利用して言い訳する
ではどのようにすれば良いのか
競争する考え方を捨てることです。
世界を上下で考えるのではなく、同じ平らな地平に前を進んでいる人もいれば後ろを進んでいる人もいる。
早く歩く人もいれば、ゆっくり歩く人もいる。
でもみんな確実に前に、理想の自分に進んでいる。
対人関係の軸に「競争」の考え方を置く限り、悩みから逃れることはできません。
人々は私の仲間なのだ、と考えることで世界の見え方はガラリと変わるはずです。
課題の分離
アドラーは承認欲求を否定します。
承認欲求を満たそうとすると、他者の評価、承認を求めるようになり、結局他者の人生を生きるようになってしまいます。
例えば
あなたが毎日会社の前の道路を掃除していたとします。
しかしあなたが掃除しているのに誰もありがとうを言ったり、褒めてはくれません。
そうするとあなたはどうしますか?
おそらく掃除することをやめてしまうでしょう。人のためにやってるのに褒めてもらえないならやめようと考えるはずです。
これは承認欲求を満たすように続けてきた近年の賞罰教育の弊害です。
承認欲求を求めるようになると、物事の良い悪いの判断が自分でできない大人に育ってしまいます。
物事を行う判断基準が褒められるからやる、褒められないからやらないというようになってしまうのです。
私たちは他者の期待を満たすために生きているのではないはずです。それはとても不自由な生き方です。
では他者の人生を生きず、自分の人生を生きるためにはどうしたら良いのでしょうか。
哲人の教え
課題の分離を行え
課題の分離とは自分の行っている事が本当に自分の課題なのか、他者の課題なのかを分けて考える事です。
例えば子供が勉強しないと親は勉強するように注意したり、悩んだりします。
ここで「勉強をする」とうことは果たして誰の課題でしょうか。
課題の分離を行うときのポイントは
その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰かを考えることです。
「勉強をしない」という選択をして最終的に困るのは誰か
もちろん子供です。
つまり勉強するという課題は親の課題ではなく子供の課題であるのだから思い悩むだけ無駄なのです。
昔のことわざにこんなものがあります。
馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませることはできない
水辺まで連れて行くことは他の人でもできますが、水を飲んでくれるかは馬次第なのです。
では親はどうすべきなのか。
勉強するというのであれば支援する準備はできている(例えば塾に行くお金だったり、参考書を買うお金だったり)ことを子供に伝え、あとは子供の意思に任せるのが1番なのです。
勉強するかどうかは子供の課題なのですから。
この他者の課題を切り捨てることで対人関係はとても楽になります。
あなたのことを嫌う上司がいたとします。
上司があなたのことを嫌うかどうかは、あなたの仕事ではなく、上司の仕事です。
ならばそこで思い悩むのではなく、自分は自分に課せられた仕事をしっかりやって、上司がどう評価するかは気にしないのが1番なのです。
あなたのことを嫌う人はどのように生きたっています。
無論わざわざ嫌われるような人もいないと思いますが、みんなから嫌われないように生きるのはとても不自由ですし、不可能です。
つまり自由に生きるには他者に嫌われるということは必要なコストと考えられます。
嫌うのは自分の課題ではなく、相手の課題。
そう割り切って、自分の人生を生きるために、他者に「嫌われる勇気」を持って生きる事が大切なのです。
感想
どうでしたでしょうか。僕はこの本を読んで考えた方がガラリと変わりました。
アドラー心理学、たしかに実践するには自分にかなり厳しく生きていくことになると思います。
なんせ過去を言い訳にしてはいけませんからね笑
しかしながら実践するだけの価値はあると僕は思っています。アドラー心理学入門いたします。
起業家には様々な困難を乗り越えるためのメンタルを養う事が必要です。僕はこのアドラー心理学で起業のメンタルトレーニングをしていこと決意しました。
皆さんも自分を変えるのは今この一瞬からできます。
勇気を持って踏み出してみましょう!
ではでは